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世界的新型コロナウイルス感染流行の中、海外出張をすると

弊社ではいくつもの海外の仕事を実施していますが、新型コロナウイルス感染症の世界的流行により、昨年2020年の3月4月ぐらいから、ある国では工事が止まり、退避を余儀なくされ、ある国では予定していた調査の日程が延期され、といった具合に予定していた計画が軒並み変更を余儀なくされています。
そのような中、比較的感染が抑えられているジブチに、弊社のプロジェクト・チームが先方政府との協議のために出張する機会がありましたので、チームの一員であるSKさんに、その時の渡航の様子をレポートしてもらいました。

出張時のPCR・抗原検査について

帰りのジブチ空港での検査待ちの様子。バルーン状のボックスは仮設の検査室

往路: 出発~到着
2020/12/13より12/23まで、アフリカの角と言われている地域にあるジブチ共和国へ出張しました。
出発時(12/13(日))の新型コロナの新規感染者数は、日本2,988人(東京 621人)、 ジブチ3人。東京の新規感染者数も徐々に増えつつある時期で、エチアピア航空の搭乗時にPCR検査の陰性証明書(非感染証明書)の提出が義務づけられていました。

出発時の検査は成田空港PCRセンターで予約していましたが、前日になって時間がかかるので早く来て欲しいとの電話連絡。当初は3時間くらいの余裕があれば十分と考えていたところ、6時間の余裕を見ることになりました。かなり待つことになりましたが、出張メンバー全員が陰性で無事飛行機に乗る事ができました。
韓国・エチオピアを経由しジブチに到着するまで機内では常時マスクを着用し、感染の予防に留意しました。

到着すると入国時の検査です。(PCR検査か抗原検査か不明。おそらく抗原検査?) プラスチックの容器に唾液を入れ提出し、1時間くらいすると通過を許可されました。
空港内の職員はマスクを着用していましたが、市内に出ると、たまにマスクをしている人も見かけますが、マスクをしない人の方が多かったです。しかし、レストラン等ではマスクをしている人がほとんどでした。

復路: 出発~到着
出張の仕事を終えて、帰国する前日にPCR検査を受けた方が良いとの情報をもらい病院へ行きました。プラスチックの容器に唾液を入れ、それに鼻に綿棒を入れて採取した検体を追加して入れていました。翌日に検査証明書を取りに行き、今回も出張メンバー全員が陰性で無事帰国の飛行機に乗る事ができました。

成田に着いた時も抗原検査がありました。こちらでもプラスチックの容器に唾液を入れ提出します。2時間くらいで検査結果が出て出張メンバー全員が帰宅を許可され、公的交通機関は使用せずハイヤー又は自家用車にて各々帰路につきました。
1度の出張で受けた新型コロナの検査は、飛行機の搭乗と入国で計4回。費用と時間もかかり丸2日間は予定の事が出来なくなってしまいました。

私は自宅にて自主隔離をしましたが、年末年始を含む2週間はかなり長く感じました。残念ながら今となっても今年は初詣に行けないままです。
2021/2/4現在、世界では感染者数が1億人を超え、死者も220万人を超えました。
早くワクチン接種が拡がりコロナが収束することを願っています。