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サイクロン・イダイ被災地域強靭化プロジェクト

本プロジェクトは、2019年にモザンビークを襲ったサイクロン・イダイによる大規模な災害からの復旧・復興を支援し、将来の自然災害に対してより強靭な地域社会を構築することを目的とした技術協力プロジェクトです。

サイクロン・イダイは、ソファラ州を中心とした中部地域に壊滅的な被害をもたらし、死者600名以上、負傷者1,600名以上、住宅被害24万戸、さらには学校・医療施設・交通インフラなど広範な分野で深刻な損壊を引き起こしました。なかでも被害が集中したベイラ市では、モザンビーク政府が復興庁(GREPOC)を中心に復旧復興計画(BMRRP)を策定し、日本政府に協力を要請しました。

JICAが実施する本プロジェクトでは、災害リスクの科学的な分析、ハザードマップの作成、避難計画やインフラ復興計画の策定を通じて、被災地域の防災・減災能力の強化を図ります。これにより、将来の災害発生時においても人的被害や経済的損失を最小限に抑えることを目的としています。

プロジェクトの対象地域はソファラ州の州都ベイラ市(面積約649㎢)であり、活動の中心は次の2つの柱から構成されています。第一に、高潮・洪水・サイクロン等の災害リスク評価をもとにハザードマップを作成し、災害特性に応じた対策計画を立案します。第二に、こうした分析結果を反映させた具体的な行動計画の策定を支援し、土地利用、インフラ整備、公共施設の再建、避難経路の確保、さらには地域の生業復興までを含めた復興戦略の構築を目指した。

また、プロジェクトでは教育・医療施設におけるパイロット復旧工事を実施し、ベイラ市における「より良い復興(Build Back Better)」のモデルを提示。これにより、将来的な他地域への展開も視野に入れた強靭な都市・地域づくりの礎とすることを目指しています。

  • 計画地    モザンビーク
  • 施工     CONSULTEC - Consultores Associados. Lda
  • 竣工年    2024年
  • 業務内容   BD、DD、SV