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医薬品供給センター整備計画

背景

ボリビア国は2003年に国家医薬品供給制度を整備し、全国の公的医療施設に対して、母子保険制度対象の必須医薬品を安定的に供給するために、医薬品供給センターを実施機関とする医薬品供給体制を構築した。医薬品供給センターは民間汎用倉庫を使用しているが、倉庫は規模が取扱量に対して保管容量が不足しているために大半の医薬品が床に山積みされ、粉塵が庫内に舞い、適切な保管管理が行えない状況にあった。保冷設備もないため、保冷保管が必要な品目は保健スポーツ省の保冷庫を借用して活動しているなど、業務を行う上で大きな支障となっていた。全国の地方センターの施設も老朽化が著しく、冷蔵庫も設置されてない箇所もあり、適切な保管が行えない状況にあった。かかる状況から中央センターの建設及び医薬品保管・運搬機材等の調達につき、我が国に対し無償資金協力が要請された。

施設:保管庫、入出荷エリア、ブリスターエリア、事務室、ホール、食堂、厨房、便所、守衛室、電気室
機材:フォークリフト、ラック、パレット、冷蔵庫、配送車両、ブリスター機、ハンドリフト

  • 計画地    ボリビア
  • 竣工年    2006年
  • 業務内容   基本設計、実施設計、工事監理