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【準備調査の受注】ガーナ国ノーザン州医療体制改善計画

ガーナ国ノーザン州医療体制改善計画の準備調査を受注しました。下記に概要を説明しています。

対象地域であるノーザン州は、貧困率の高い北部の中でも基礎的な保健医療サービスが整っていない。行政上州病院として位置付けられているタマレ中央病院の病棟の一部は築後約 90 年が経過し、老朽化と狭小性が問題となっている。また同病院の医療機材が不足しているため、本来配属されるべき専門医が別病院へ異動する等の課題が発生し、州病院としての機能を十分に果たせていない。更に同病院および下位施設の設備不足により適切な治療が提供されず、患者が上位病院であるタマレ教育病院に集中しキャパシティを超えていることにより十分なサービスが提供できないため、同国全州で施設内妊産婦死亡率が最も高く(出生 10 万対 220)なっている。
本事業は、ノーザン州タマレ中央病院の施設と医療機材及び州内下位保健医療施設(郡病院、ポリクリニック、保健センター、クリニック)の医療機材の整備により、医療サービスの質およびリファラル体制の改善を図るものであり、同国の喫緊の課題である医療サービスの質の改善への取り組みを通じて、同地域の妊産婦死亡率、新生児死亡率等の保健指標の改善に寄与することを目指す事業である。