カンボジア工科大施設機材整備計画
背景
カンボジアは経済成長が著しく、2005年以降、外国からの投資が急速に進んでいたが、進出する外資系企業からは工学系人材が不足し、特に高等教育機関での教育では実習が少ないため実践的なスキルが低いことが指摘されていた。日本政府はカンボジア国に対し「産業人材プログラム」を設定し、技術産業分野の人材育成支援を実施していた。
このような背景のもと、実践的なスキルを持った人材を育成するため、カンボジア国教育・青年・スポーツ省は、カンボジア工科大学への実験・実習用の機材の調達と施設整備が計画された。
プロジェクト内容
本計画は実験・実習機材の設置と運営が目的のプロジェクトであり、施設コンポーネントは既存の実験室内に機材の設置場所が確保できない学科毎の必要に応じて実験室を新設することとし、3階建ての実験室棟を計画した。