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チャビン・デ・ワンタル国立博物館建設計画

計画概要

アンデス古代文明を代表する遺跡として世界遺産に指定されているチャビン・デ・ワンタル遺跡近傍に日本の無償資金協力により博物館施設を建設する計画である。チャビン文化の全体像を紹介する約1,200㎡の常設展示室を中心に、研修室、ミュージアムショップ、カフェテリア等を併設する。隣接地にはペルー国政府により「遺跡調査保存修復センター」が計画され、博物館と一体となってチャビン文化の研究と保存のための活動拠点となる。

プロジェクト内容

施設は高さを押え、シンプルで現代的な形態に土地に根を張るような石積みの基壇を組み合わせて、周囲の歴史的景観に溶け込むように佇むデザインを意図した。また、円形広場、迷路状ギャラリー、天窓等、遺跡の空間的特徴をモチーフとして博物館内外に取り込み、古代祭儀空間のイメージを体感できるような空間構成とした。

  • 計画地    ペルー
  • 構造     鉄筋コンクリート造、平屋建て
  • 敷地面積   6285㎡
  • 建築面積   1846㎡
  • 延床面積   1846㎡
  • 竣工年    2007年
  • 業務内容   基本設計、実施設計、工事監理