大井・苗間ショッピングモール(リズム)新築工事
背景
昭和61年に土地区画整理組合が設立許可され、本格的な区画整理事業が開始される。 保留地の一つであるA 地区において民間活力の導入という手法に基き事業企画提案コンペが行われ、 佐藤工業グループの事業提案が当選した。75haに及ぶ同計画区域の整備事業について、日本最初のアウトレットモールを始めとする施設及び公園・遊歩道などのインフラを含めて6年間に渡り総合的にプロデュースした。
担当業務
事業企画提案コンペ時に久米設計に在籍していた弊社菊地が、 事業提案のプロジェクトマネージャーを行っていた。 菊地が弊社に入社した後、 事業主体であるディアライフからインハウス技術顧問として迎えられ、 プロジェクトのスタートから完成まで総合的なプロジェクトマネージメントを担当した。
設計趣旨
1. 開かれた公共空間
基本軸である巾員12.0m の緑道の両側に商業集積が行われる。 緑道という公共空間は単なる道ではなく、 店舗の延長として人々の生活空間を豊かに拡張する場として機能している。
2. 回遊性のある動線計画
公共空間の上部に架るブリッジ、 オープンデッキを立体的に連結させることにより 回遊性の高い動線計画を実現した。 また、 広場、 みち、 緑のスポット、 水の流れなどオープンモールの特色を生かし、 変化に富んだにぎわいのある空間を作っていった。 エスカレーター、 エレベーターによるアクセスを導入し、身障者に配慮した計画としている。