舞鶴市政記念館
設計主旨
舞鶴市はかつて海軍鎮守府のあったところである。“街おこし”の一環として市中に数多く点在する煉瓦施設を街の財産として受け継いでいこうとする運動が起り、その具体的な形として本計画が実施された。対象となった建物は、明治35年に海軍の弾薬倉庫として造られ、その後市役所の書類等の保管庫として利用されていた煉瓦造建物で、リニューアルにより市政記念館としての再利用が計画された。
1. 煉瓦施設の形をそのまま生かす。
煉瓦壁造は壁内補強や鉄骨補強による構造補強を行い、なるべく原型をとどめるように配慮する。
2. 内部空間に新たなる意味を!
現代の構造技術を駆使し、吹抜空間を確保して内部空間に新たなる機能を付加し、新しい意味をもたせた。