ペラデニア大学歯学部改善計画
プロジェクト内容
本施設は、スリランカにおける唯一の歯科医師養成機関であるペラデニア大学歯学部の包括的機能改善を支援し、拡充するために、日本政府の無償資金援助協力事業として建設された。
計画に当たり、スリランカの自然や社会条件等に根差し、近代的歯科診療の教育とその実践に相応しい施設建設と機材選定を目指した。
施設は基礎医学教育棟と臨床教育棟及び学生厚生棟の3棟によって構成されている。新しい学部は7講座14部門からなり、口腔外科部門には新たに手術室2室、集中看護室、病棟（40床）施設が整備されているとともに、総計135台のデンタルチェアユニットが各科へと配備されている。
運営に当たっては、教育と医療セクターとの相互協力が実施されており、今後スリ・ランカにおいて近代的な歯科医師の養成と患者に対する適切な歯科口腔・医療サービスを提供することが期待された。